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先日、テレビを見ていたら著名人の方が「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げていました。「迷惑」という言葉は、他人に不快な思いをさせる、または自分がそのように思うこととして使われています。しかし元々は仏教用語で、心の迷いや道理に迷うことを意味していたものです。
現在使われている「迷惑」という言葉には、他人に頼み事をする時に「ご迷惑をおかけします」と言うように、「他人の手を借りる」「お世話になる」という意味も含めて使われることも多いです。そのように考えてみると、私達はいつも誰かのお世話になりながら、迷惑をかけながら生きているともいえるのではないでしょうか。
仏教では、全てのことが互いに関係し合って存在していると説かれています。私達は自分ひとりでは生きていけない、お互いにお世話をし、お世話になる。少しずつ迷惑をかけ、かけられながら支え合って生きているということです。
多くのひとに迷惑をかけ、支えてもらっていることで生かされている。自分もその支えの輪に入っていることを実感していただけたらと思います。いま、自分ができることを精一杯務めてこそ、豊かな人生を送ることができるのです。
