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| 「気がつく人」「あの人とは気が合うな」「あの人は気が強い人だよね」などと、私たちは他人と自分をどこかで量りながら生きています。その結果、少しでも「できる自分」を見せなければと気を張っています。だからこそ、よい結果を得られないと「ああ疲れた」とため息が出るのです。それが気疲れとなり、体調を崩すこともありますね。 しかし、よく考えてみてください。さほど体力を使っていなくても、気を張るだけでなぜ疲れてしまうのでしょうか。それは心の中で「失敗したらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」と過度な虚勢を張り、自分が持っている気を消耗しているからです。 「親しくない人に会うのは、気を使うから面倒」という方がいます。なぜそう思うのでしょうか。自然と、相手が自分に気を使ってくれることを求めているからです。しかし、気を使ってもらえないこともありますね。となると、「気を使ってくれない人とは会いたくない」となるわけです。個人的な世界観が強くなりすぎ、自分に合わない人が「気になる」のです。だから疲れます。 昔の人は「気は心」といって、人間関係を築いていました。「大きなことはできないけれど、あなたに示せるのは、この真心なんだ」と、無理のない気の使い方をしていました。気と心は目には見えませんね。見えることだけに囚われて人間の価値を判断するのではなく、相手の気持ちと状況、環境をそのまま見て受け止めると、気が楽になります。 歴代の僧侶は「気は長く持とう。腹は立てず、横に。心は丸く、他人は大きく、己は小さく。」と教えてくださいました。人間には気の強い人、内気な人、元気な人、やる気のある人、やる気の持てない人もおられます。 「気の付く人」というのは、気が回る人のことです。さまざまな人の気持ちに目を行き届かせていける人なのでしょう。 |
