お知らせ

一問一答パート5

2022年08月28日

仏教・仏事

弔電を送る際、真宗の教えのうえから相応しくない文言は、次の①〜③のうち解答はどれでしょうか?

①生前のお姿を偲びつつ、哀悼の意を表します。

②ご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

③突然のご訃報に接し、心からご冥福をお祈りします。

解答・解説

③突然のご訃報に接し、心からご冥福をお祈りします。

「ご冥福をお祈りします」という言葉をよく聞きますが、「冥福」とは「冥土(冥途)の幸福」を略した言葉で、「冥土」=「死者の霊魂がたどって行く道、亡き者がさまよい行く世界」なので「迷いの世界での幸福を祈る」ことを意味しています。

しかし、真宗の教えでは、亡くなった方はもはや迷うことなく、「浄土に往生する」「浄土に還られ仏となる」と教えていただきます。弔電や弔辞は、亡き人を偲びつつ、故人との出会いに感謝し、哀悼の意を表すものです。