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一問一答パート9

2022年12月24日

仏教・仏事

 

もともと一つの「本願寺」だった「東本願寺」と「西本願寺」は、江戸時代初めに東西に分立しました。分立前の「本願寺」が一時あった場所は次の①〜③のうち解答はどれでしょうか?

①京都御所

②大阪城

③東大寺

 

 

解答・解説

②大阪城

京都東山にあった本願寺は比叡山との関係で一時退転し、第8代蓮如上人の北陸布教の時代を経て、京都山科に再興。その後、大坂石山(現在の大阪城あたり)へと移転しました。しかし、第11代顕如上人の時代に織田信長から退去を命じられ(約10年にわたる「石山合戦」)、紆余曲折を経て1591年に豊臣秀吉の寄進により京都堀川七条の地に本願寺は移転しました。顕如上人没後、一度は教如上人が本願寺を継ぐも、弟の准如上人に座を譲ったのが、後の西本願寺です。

一方、教如上人は1602年に徳川家康から京都東六条の地を寄進され、東本願寺を創立しました。